その他の生活習慣病

  • コレステロール等のかたまり(プラーク)
  • 血液のかたまり(血栓)

偏食、運動不足、喫煙、ストレス・・。生活習慣病はその名の通り、ふだんの生活習慣が、発症や進行に深く関わっています。高血圧・脂質異常症・糖尿病・肥満が代表的で単独でも恐ろしい病気ですが、重複すると生命を脅かします。
高血圧・脂質異常症・糖尿病は、動脈硬化をもたらし血管壁にコレステロールなどがたまり、血液の流れを悪くし、さらに進むと血栓で血管を完全にふさいでしまいます。「自分は大丈夫」と治療をせずに放っておくと、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞が起こり、取り返しのつかないことになります。
当院では、患者さんにあった個別の検査・治療を心がけており、血液検査、動脈硬化検査、頸動脈超音波などの結果をもとに栄養指導をしたり、病状によってその患者さんに最も適した処方をします。

高血圧

高血圧症のほとんどが本態性高血圧といわれ生活習慣病の一つですが、約1割の高血圧症は二次性高血圧といわれる原因のある高血圧です。二次性高血圧には、原発性アルドステロン症、腎性高血圧症、腎血管性高血圧などが含まれ、手術によって完治する高血圧もあります。まずはどの高血圧に分類されるのかを的確に診断する必要があります。

高血圧の判断基準 高血圧は収縮期血圧 140 mmHg以上 または拡張期血圧 90 mmHg以上 と定義されています。※家庭血圧計で測る場合、135/85mmHg以上(日本高血圧学会 高血圧治療ガイドライン2009より)

高血圧と診断されたら、どこまで血圧値を下げればいいのか、年齢や合併症の有無よって、以下のように目標にすべき値も異なります。

若年、中年、前期高齢者患者 ・・・・・・・・・・・・・ 診断室血圧 140/90 mmHg未満 後期高齢者患者 ・・・診断室血圧 150/90mmHg未満(忍容性があれば140/90mmHg未満) 糖尿病患者 ・・・・・・ 診断室血圧 130/80mmHg未満 CKD患者(蛋白尿陽性) ・・・診断室血圧 130/80mmHg未満 脳血管障害患者、冠動脈疾患患者 ・・・診断室血圧 140/90mmHg未満 ※家庭血圧は上記の値より5mmHgずつ引いた値を目標とする。(日本高血圧学会 高血圧治療ガイドライン2014より改変)

脂質異常症

脂質異常症にはほとんど自覚症状がありませんが、放っておくとコレステロールが血管の内側に溜り動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中の原因になります。どこまでコレステロール値を下げればいいのかは、既往歴や合併症の有無、年齢などよって目標にすべき値が異なります。

脂質異常症:スクリーニングのための診断基準(空腹時採血)高LDLコレステロール血症 LDLコレステロール140 mg/dL以上 境界域高LDLコレステロール血症 LDLコレステロール 120~139 mg/dL以上 低HDLコレステロール血症 HDLコレステロール 40 mg/dL以上 高トリグリセライド血症 トリグリセライド 150 mg/dL以上 (日本動脈硬化学会 動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2012年版より改変)

メタボリックシンドローム

肥満で、血糖、血圧、脂質がそれぞれ少し高めの段階でも、これらが複数重なるとメタボリックシンドロームと呼ばれ、動脈硬化が進みやすく脳梗塞や心筋梗塞を招く原因になります。

メタボリックシンドロームの診断基準 ウェスト計 男性 85 cm以上 女性 90cm以上 次の項目のうち2つ以上あてはまる場合 高トリグリセライド(中性脂肪)血症150mg/dL以上 かつ/または低HDLコレステロール血症 40 mg/dL未満 収縮期血圧 130 mmHg以上 かつ/または拡張期血圧 85 mmHg以上 空腹時血圧 110 mg/dL以上

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症とは、骨がもろくなって骨折などの障害が起こりやすくなる生活習慣病です。
正常な骨の場合、骨吸収と骨形成のバランスが維持されており、骨量は一定値を確保しています。
しかし、骨吸収が骨形成を上回ると、骨量が減少し、骨がスカスカになってわずかな衝撃でも骨折しやすくなってしまいます。
骨折する部位はまちまちですが、原発性骨粗鬆症の場合、股関節や手首の骨折のほか、脊椎圧迫による骨折が多い傾向にあります。
原発性骨粗鬆症は閉経や老化にともなう骨密度の低下が原因ですが、近年は食の欧米化により、骨形成に欠かせないカルシウムの不足を不足させる動物性たんぱくやカフェイン、アルコールなどの過剰摂取も大きな要因のひとつに数えられています。
そのため、治療の方法としては、乳製品を中心としたバランスのよい食事の摂取と適度な運動、日光浴などを含めた日常生活の指導が行われます。
また、薬物療法を要する場合は、破骨細胞の活動を抑制するビスフォスフォネート系製剤や活性型ビタミンD、ビタミンK、カルシウム製剤などの投与が行われます。

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